遺品整理業者依頼者のトラブル経験率は4割以上、LIFULL seniorが調査結果を発表

LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(代表取締役:泉 雅人)は、実家の片付け・遺品整理業者比較サイト「みんなの遺品整理」を運営しており、直近5年以内に遺品整理・生前整理を作業業者に依頼した全国の20代以上の男女500名を対象に調査を行いました。

お盆などの帰省シーズンに合わせ、多くの人々が実家の片付け(遺品整理・生前整理)を作業業者に依頼しています。LIFULL seniorによると、「みんなの遺品整理」では毎年8月にお問い合わせが通常期比で20%程度増加する傾向があるとのことです。しかしながら、この依頼に伴うトラブル経験者は調査結果から約4割に上ります。具体的なトラブルとしては、作業後の理不尽な値上げが最も多く、遺品整理業者の料金の不透明性が指摘されています。

追加請求の経験者が約半数、20万円以上の高額請求も、消費者庁への報告も

調査によれば、遺品整理業者からの見積もり提示額と最終的な請求金額の差異も問題視されており、約半数の人々が追加請求を経験しています。中には20万円以上の高額請求事例も存在し、これは遺品整理業界の相場価格を大きく超えるものです。

また、調査では「遺品整理士」の存在についても注目すべき結果が浮かび上がりました。遺品整理業者に在籍する「遺品整理士」の有無や重要性について、依頼者の約6割が分からないか、在籍していなかったと回答しています。一方で、遺品整理士は遺品整理を進める上で頼りになる存在であり、業界健全化のために遺品整理士認定協会が設立されています。

遺品整理・生前整理を作業業者に依頼する際の理由としては、「物が多く、自力では片付けられそうになかったから」が最も多く、次いで「家が遠方にあり、片付けに行くのが困難だから」や「家を引き払う必要があり、急いでいたから」といった要因も挙げられています。急を要する状況での業者選びが難しく、トラブルを未然に防ぐための情報収集が重要であるとされています。

一般財団法人遺品整理士認定協会の長谷川正芳氏は、「お盆は遺品整理や生前整理の機会が多いが、業者とのトラブルも増加している。遺品整理士の存在や適切な情報収集が必要だ」とコメントしています。

LIFULL seniorは、この調査結果を通じて、遺品整理業者の選定においてトラブルを未然に防ぐための情報提供を行っています。

【関連リンク】 「みんなの遺品整理」

ウェブサイト:https://m-ihinseiri.jp/

遺品整理の費用相場:https://m-ihinseiri.jp/article-service/

遺品整理士とは:一般財団法人 遺品整理士認定協会 【調査実施期間】:2023年6月29日~7月5日 【対象】:直近5年以内に作業業者へ依頼経験がある全国の20代から70代までの男女500人 【調査方法】:インターネット調査

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