約7割の女性が「捨てられない思い出の衣類」ありと回答

「サマリーポケット」では、荷物の収納・管理に関する市場調査を定期的に行っており、高温多湿になる夏到来前に、「衣替え・衣類保管に関する調査」を全国の18~50歳の女性300名を対象に実施しました。

■ 約9割が50着以上のファッションアイテムを所持、5人に1人は10着以上のワンピースを持っている

全国の18~50歳の女性300名を対象に、「ご自身が所持しているファッションアイテムの点数」について尋ねると、約9割がトップスやボトムス、コートなどファッションアイテムを合わせて50着以上、所持していることが分かりました。また7人に1人(14.7%)は150着以上のアイテムを所持していることが判明し、衣類の収納と管理方法に課題があると考えられます。

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回答者の半数はワンピース、コート、ジャケットを5着以上持っており、鞄は5個以上、靴に関しては7足以上を所持しているという結果に。普段使いするマスト衣類、プライベートでの外出に利用するおしゃれ衣類に分類されるアイテムは、特にシーンによって使い分けていることが想定され、所持数が多い傾向が見られました。

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マスト衣類(日常生活で必ず必要になる衣類やアイテム。ルームウェアや下着などを含む)、おしゃれ衣類(休日やおでかけ時に着用する、楽しく過ごすために着る衣類)、シチュエーション衣類(フォーマルウェアやビジネスウェアなど、TPOに合わせて必要になる衣類)

マスト衣類とおしゃれ衣類のどちらにも分類されるトップスは半数以上が20~49着、ボトムスは約7割が10点以上所有していると回答しています。

おしゃれ衣類に分類されるワンピースは4人に1人が10着以上所有していると回答。しかし全体所有数から見ると、ワンピースを20着以上持っている人はファッションアイテム平均合計205着所有、10着以上の人は平均合計130着、9着以下の人は平均合計80着と、総じて全体の所有数に対しワンピースは1割前後の所有であることがわかりました。

また約7割以上(72.3%)が断捨離を躊躇してしまう「捨てられない思い出のアイテム」や「高価なファッションアイテム」など簡単には捨てられない「メモリー衣類」に分類されるアイテムがあることが分かりました。

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以下、アンケート原文から抜粋して、大切にとっておきたいファッションアイテム名とエピソードをご紹介します。

【捨てられないファッションアイテムはありますか?】

・推しのTシャツ。最後のLIVEで手に入れたTシャツだから。(22歳女性)

・子供が赤ちゃんの時にいただいた服や、発表会のときに着たドレス、大切な人にいただいたバッグ、母からお下がりでもらった服、昔気に入って買った服(45歳女性)

・大学の卒業旅行でイタリアに行ったとき被っていたニット帽。その帽子を見ると、きれいな景色や美味しいごはん、一緒に行った友達との会話や肌寒かった気温まで鮮明に思い出せるのでいまだに捨てられない(36歳女性)

・ウェディングドレスをリメイクしたフォーマルドレスは、大切に使いたい(43歳女性)

・働いていた時の服は、また働きだしたときに着れるかもしれないと捨てきれずにいる(47歳女性)

・小学校から着ているカーディガン、何となくまだ着れるから捨てられない(49歳女性)

・今は日本から撤退してしまったブランドの服を持っているので、これからもずっと大切に使いたい(28歳女性)

・大学時代、妹から誕生日プレゼントでもらったシフォンスカートは、年齢的にもう着られないが大事にしまっている(49歳女性)

・少し無理をして購入したワンピース。とても似合うと褒めてもらって嬉しかった思い出があるから(42歳女性)

■ 約7割が所有しているアイテムを把握しつつも、最後に身につけた日を覚えていない衣類がある

「ご自身が所有しているファッションアイテムを把握していますか?」と尋ねると、回答者の約7割が自分の所持しているファッションアイテムを把握していると回答。把握できていないと回答したのは4人に1人にとどまりました。

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また、「あなたは服やファッションアイテムに対して、愛着が強いと思いますか?」と尋ねると、約半数(51.3%)が服やファッションアイテムに対して愛着が強いと回答しています。多くの女性がたくさんのアイテムを所持していながらもきちんと把握できており、ファッションに対して熱量が高いことが伺えます。

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しかし約7割が「最後に着た(使用した)のを覚えていないアイテムがある」と回答。その平均着数については、トップス(5.9着)、ボトムス(2.6着)、コート(1.0着)、ワンピース(1.4着)、ジャケット(1.3着)という結果に。多くの女性が自身が所持しているファッションアイテムをきちんと把握していながら、複数枚を所持しているが故に、全てのアイテムを着まわせている人は少ないという実態が伺えます。

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また「現在のご自身の衣類を入れているクローゼットやタンス、収納ケースの出し入れのしやすさ」について尋ねると3人に1人は「出し入れがしにくい」と回答。さらに、「どちらともいえない」を含めると、半数以上(54.0%)がクローゼットの状態に満足していない様子が伺えます。

さらに約半数が、「(衣替えを行わなかったorクローゼットがぎゅうぎゅう状態により)虫食いやシミ、ヨレなど衣類を痛めてしまった」経験があると回答しました。

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次に「毎日の服選びに費やす時間」について質問したところ、「当日10分未満」が79.7%と最も多く、「10~60分未満」が10.7%、「前日に決めている」という人は9.3%となりました。

女性のファッションアイテムは、仕事着・お出かけ着・ルームウェア・鞄など種類が多くなりがちです。所有量と保管スペースが釣り合っていない人が大半で、収納方法には課題を抱えていることが分かります。また、日々の忙しい時間に服選びに費やせる時間も限られており、取り出しやすく使いやすいクローゼットを作ることが重要だと言えます。

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■ 衣類の整理は手放す以外に、外部サービスを活用し預ける選択肢も浸透

「今年、冬服から夏服の衣替えを実施する場合のサービス利用」について最も利用予定があるものは、買取サービスや不用品回収(44.6%)、フリマアプリ(36.3%)、次いで宅配クリーニングや荷物の保管サービス(16.0%)という結果になりました。

衣替えシーズンに衣類の整理をする際、手放す選択肢のほかにも、保管ができるサービスを活用し一時的もしくは長期的に保管する選択肢が浸透していることが伺えます。

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■ ゆとりあるクローゼット作りのための収納術 整理収納アドバイザー 米田まりな氏よりコメント

今回の調査では、女性は多数の服を持つが故に保管方法に関して課題を抱えていることが見受けられます。クローゼットが洋服でパンパンという方は、大切なファッションアイテムをよりよく管理するための持ち方を見直してみましょう。

まずクローゼットの収納可能な枚数を測定します。一人暮らしのハンガー幅は一般的に90~120cm。服の着数であれば30~40着分となります。また洋服をギュウギュウに3cm以下の間隔で詰め込んでしまうと、服が見えない、服が戻せない、重圧で痛むなどのデメリットがあります。「洋服1着あたり3cm」の間隔を確保して収納すると、整頓された部屋を無理なく維持することができます。

次に手持ちのファッションアイテムを次の4グループに分けていきます。

「マスト衣類」「おしゃれ衣類」に部類されるアイテムは衣替えシーズンに入れ替え等を行いましょう。シーズン外の洋服は極力ハンガーにかけず畳み収納で面積を減らすのがおすすめです。「シチュエーション衣類」「メモリー衣類」のような頻繁に使用しないアイテムが多い場合は、宅配収納サービスやクリーニング店での預かり等、外部収納を活用して適正量を自宅に保管するのも手です。

それぞれのグループごとにサマリーポケットでの保管方法を変えるのもおすすめです。

「マスト衣類」は時期が来たら必ず着るモノとなるためボックス単位でお手頃価格で保管できるエコノミープランを。「おしゃれ衣類」は新たに衣類を買う時にコーディネートを確認できるように、アイテムが1点ずつ写真でリスト化されるスタンダードプランを。また使う頻度が少ないシチュエーション衣類は、スタンダードプランでオプションサービスからクリーニングやハンガー保管を選びましょう。

もう着ることがほとんどない「メモリー衣類」は、スタンダードプランで保管し、クローゼットに仕舞い込んでおくよりもまるでアルバムのようにいつでも見返せるようにしましょう。

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マスト衣類(日常生活で必ず必要になる衣類やアイテム。ルームウェアや下着などを含む)、おしゃれ衣類(休日やおでかけ時に着用する、楽しく過ごすために着る衣類)、シチュエーション衣類(フォーマルウェアやビジネスウェアなど、TPOに合わせて必要になる衣類)、メモリー衣類(ライブやイベントなどのグッズや記念の服など、思い出のつまった衣類)

平均程度の保有量でも、賃貸マンションの収納スペースには収まらないことが大半です。つねに、「今シーズン着る服」だけが並ぶようにキープすることで、見た目だけでなく、服を選ぶ手間や時間もかかりません。

今回の調査に寄せられた「普段使用しているクローゼットや押し入れの画像」をもとに、より使いやすいクローゼットを作るコツをご紹介します。

● 東京都 42歳 女性

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● 神奈川県 47歳 女性