いま人気の「着物」の柄や購入相場を300名にアンケート調査

買取専門店ウリエルは「着物」についてのアンケート調査を実施しました。


1月は、お正月や成人式などで着物姿の人を見かけた方が多いのではないでしょうか。

また、浅草や京都でも着物姿で観光を楽しむ方が増えてきていますね。

これから3月以降は、卒業式や入学式、結婚式などのイベントで着物を着る予定があるという方もいらっしゃるでしょう。

そこで、買取専門店ウリエルでは、現在人気のある「着物」についてアンケート調査を実施しました。

今どのような着物が人気なのか、実際に購入した方に聞いてみたので、ぜひ参考にしてください。

  • 今、人気の着物の柄は『松竹梅・桜などの植物文様』

(N=300名、複数回答。2024年1月31日~2024年2月5日に実施したインターネット調査による)


今回、いま着たい着物の柄・好きな柄について質問したところ、松竹梅・桜などの植物文様が一番多くの票を集めました。

植物文様は、着物の柄としてポピュラーなものであり、なかでも松竹梅は縁起のよい柄として古くから親しまれています。

そのため、着物を初めて着る方でも着用しやすく、特に結婚式や入学・卒業式などおめでたい場にも合う柄と言えるでしょう。

  • 着物を購入するなら5万円未満という方が全体の約40%を占める!

(N=300名、単一回答。2024年1月31日~2024年2月5日に実施したインターネット調査による)

「着物を購入するならどれくらいの値段のものを購入しますか?」という設問に対して、「~5万円程度」と回答した方が多い結果となりました。

着物には有名作家が手掛けたものやブランド品など高級なものもありますが、なぜ上記のような価格帯で購入するのか、30万円以下と以上で分けてアンケート回答者に伺いました。

【30万円以下と回答した方】

「ほとんど着る機会がないので、買うのなら安いほうがよい。(40代女性、~5万円程度と回答した方)」

「もし購入したら頻繁に着たいので、汚れたり傷ができたりしても後悔しない金額で購入したいから。(40代女性、~10万円程度と回答した方)」

「高いものは買えないが、それなりの質のものを購入したいから。(20代女性、~30万円程度と回答した方)」

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【30万円以上と回答した方】

「安い着物を購入するくらいであれば、レンタルの方が質が良いものを借りることができるため、着物を購入するとなれば一生ものだと考えて、最低限のレベルで質のいいものが欲しいと考えているから。(20代女性、~50万円程度と回答した方)」

「将来、娘たちが売る時に、お金になるようにと考えている。(50代女性、~100万円程度と回答した方)」

「質のいいものは自分が本当に欲しいものをオーダーしたりしたい(20代女性、100万円以上で購入)」

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30万円以下と回答した方には、そもそも着る機会が少ないため、費用をある程度抑えたいという方が多い傾向にありました。

また、大事に保管しながら使うべきタイミングで使えるように、ある程度の質を確保したい方は30万円程度の金額を出して購入する方が多いようです。


30万円以上と回答した方は、現在着物レンタルが普及していることから、購入するのであれば高級なものやオーダーメイドがよいという方が多い傾向でした。

また、高級な着物は資産となるため、将来を考えて値段の高いものを購入する方もいるようです。

  • 着物が一番多く着られるタイミングは『成人式』

(N=300名、複数回答。2024年1月31日~2024年2月5日に実施したインターネット調査による)


着物は行事やお祝い事など節目に着用されることが多い傾向にありますが、実際に一番多く着用されるタイミングはいつなのでしょうか。

今回、「どのような場面で着物を着ることが多いですか?」という質問をしたところ、「成人式」と回答した方が最も多い結果となりました。

次いで、「卒業式・入学式」、僅差で「結婚式・披露宴」となっています。


上記で紹介したどれもが着物以外の服装を選ぶこともできる場面ではありますが、着物を選ぶ理由とはどのようなことなのでしょうか。

以下でそれぞれの理由を紹介します。


数あるイベントの中で着物のイメージが特に強い『成人式』

「成人式=着物というイメージがついている。(30代女性)」

「地元の成人式は着物での参加者がほとんどで、記念に写真館で写真をとってもらったりもした。(30代女性)」

「結婚式ではドレス、卒業式はスーツやドレスなどを着て着物を着ない人も居るが、成人式はマタニティなどの場合を除き女性ならほとんどが振袖を選ぶと思う。華やかで且つ大人っぽく見せられるのが振袖はじめ着物の魅力だと思う。(30代女性)」

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人生で一度きりしかない成人式には、着物を着用するというイメージを持っている方が多いようです。

特に、女性の方は振袖を着用する方も多いですが、振袖はまだ結婚していない女性が着用する服装として最も格式が高い礼装であるため、成人式にはぴったりと言えるでしょう。


着物を着ることで思い出として印象に残りやすい『卒業式・入学式』

「中々着る機会がないので着て参加したかった。(60代女性)」

「卒業式・入学式に着ると特別感が出て思い出になるから(40代男性)」

「卒業式に着る機会が多いです。指定の制服がないからです。(20代女性)」

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思い出を残すことを目的に、子どもの卒業式や入学式で着物を着る方も多いようです。

また、大学の卒業式では、成人式に着用した振袖に袴をコーディネートして参加する方もいるでしょう。


『結婚式』には上品な雰囲気やきちんと感が醸し出せる着物がぴったり!

「結構この機会が多いと、年齢が高くなると着物で行くことが多いです。(40代女性)」

「親戚の結婚式で着ることが多いです。親族なので、着物の方がきちんと感があると思い着用しました。(50代女性)」

「フォーマルな場所なので、主役の新郎新婦や他の来賓の方々に失礼のないようにしたいから。また、着物を着ておけば間違いないから。(30代女性)」

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日本の伝統的な装いである着物は、結婚式や披露宴などのフォーマルな場でも上品な印象を与えることが可能です。

また、年齢を問わず着用できることも選ばれる理由の一つと言えるでしょう。

  • 着物の着用頻度は『人生で数回程度』の方が全体の約4割

さまざまな人生の節目やイベントで着用される機会の多い着物ですが、着用頻度はどれくらいなのでしょうか。

(N=300名、単一回答。2024年1月31日~2024年2月5日に実施したインターネット調査による)


これまでに着物を着たことがある方にアンケートをとったところ、「人生で数回程度」と回答した方が一番多く、全体の約4割を占める結果となりました。

ある程度着物を着用する方でも、「年に1〜2回程度」の方から「5年に1回程度」が大半であり、一般的に見ても決して頻度が高いとは言えません。


加えて、現在着物を1着以上持っている方187名に、今後お持ちの着物はどうする予定なのか伺ったところ、以下のような結果となりました。

(N=187名、単一回答。2024年1月31日~2024年2月5日に実施したインターネット調査による)


結果としては、「大切に保管する」という方が最も多く、着用頻度の少なさから長くよい状態を保てるよう丁寧に管理していることが伺えます。

ただし、着物の管理は防虫剤や防湿剤だけで簡単にできるわけではなく、カビや色褪せに配慮した収納環境も重要です。


上記のアンケートでも、「誰かに譲りたい」「売却を検討している」「処分する」など、着物を手放す可能性を挙げた方もおり、その理由は以下の通りです。

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「着物の管理がなかなか大変で実母が亡くなり、そろそろ着物の整理をしていかなくてはと考えています。(40代女性)」

「自分で着付けできないし、綺麗に保管しておくのが大変。収納場所も困っている。そしてクリーニング代が高額だから。(30代女性)」

「時代を選ばない着物の柄や色なので、他の方に受け継いでもらえたら嬉しいです。譲り受けてくれる人がいなければ売却を検討したいと思います。(50代女性)」

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着物を手放す可能性を挙げた方の多くは、着物の管理の難しさを挙げており、特に複数管理している方は、専用の収納環境も必要になるでしょう。

最近は着物のレンタルサービスも増えてきており、質が高く綺麗な状態の着物を費用を抑えて借りられるため、利用する方が多い傾向にあります。

しかし、着物は人生の節目には必ず必要になるものであり需要が尽きることもないため、自身で管理することが難しいと感じる方は、売却したり必要な方に譲ったりすることを検討してみてはいかがでしょうか。

調査期間:2024年1月31日~2024年2月5日

調査機関:クラウドワークス

調査方法:インターネットでのアンケート調査

調査対象:10~70代以上の男女

有効回答人数:300名

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