片付けられない原因は何…?片付けが苦手な200人の本音を大調査

「汚部屋」や「ゴミ屋敷」というワードがたびたびメディアで取り上げられるなど、社会問題の1つとして注目を浴びている昨今。

また、「なかなか片付けられない…」というお悩みの声も多く見聞きします。

このように、さまざまなものに囲まれながら日常生活を営む私たちにとって、片付けやものの整理をめぐる問題は、永遠のテーマと言えるのではないでしょうか。

そこで林商会では、片付けが苦手な方200人を対象に片付けに関する意識についてアンケート調査を実施しました。

片付けられない原因は○○

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(N=200名、複数回答。2023年8月17日~8月18日に実施したインターネット調査による)

「片付けられない原因は何だと思いますか?」という質問では、「面倒くさい」が144票を集め、「ものを捨てられない」が107票、「ものが多い」が102票で続く結果になりました。

上位3つの詳しい内容をみてみましょう。

1位:面倒くさい

・「片付けなきゃ」とは思うが、面倒臭くて「明日でいいか」と思っているうちに日が経ってしまう。(30代女性)

・めんどくさがりで、ものがどんどん乱雑に増えると余計動きたくなくなる。(30代男性)

・片付けを始めれば作業はするけどそれまでになかなかしようとしない。作業を始めても集中できない。(50代女性)

「片付けなきゃいけない」と頭ではわかっているものの、つい先延ばしにしたり、散らかった状態を前にして余計に面倒くさくなってしまったりする人が多くみられました。

また、一度片付け始めるとそれなりに作業は進むけれど、なかなか重い腰が上がらない人も。

集中力の欠如も、片付けが苦手な人にとっては悩ましい問題のようです。

2位:ものを捨てられない

・いつか使うだろうと思いものを捨てられません。でも使わないものにいつかは来ないのですが。(60代男性)

・捨てない限りは片付けられないことは分かっているのですが、見返すと色々理由をつけて何でも取っておきたくなってしまい、いつまでも物を減らせず貯まってしまいます。(40代女性)

・子供の頃からものを捨てる決断力がなく、ものが増えていってしまいます。(30代男性)

「いつか使うはず」「そのうち使うかも」「まだ使える」

片付けが苦手な人がものを捨てられない理由を語る際に、多く見聞きする言葉です。

これらの言葉を免罪符にして、なかなか片付けられない人が多いのでしょう。

また、今の自分にとって必要なものを取捨選択する決断力は、片付けに不可欠な要素だと言えますね。

3位:ものが多い

・ものが多いと、部屋を片付けるのが面倒だと感じ結局片づけないから。(20代女性)

・やたらとものが多くて、片付けてもなかなか減らないことが原因と思います。(40代男性)

・コレクションしているからものが多いです。それの整理は単純に時間がかかり疲れます。またスペースも狭いので、こちらが丁寧に詰めても起ききれず、そのためそこらに置くなどして散らかります。(30代男性)

ものが多い状態は「片付けるのが面倒」「片付けてもなかなか減らない」「整理に時間がかかり疲れる」など、後ろ向きな心理を引き起こす要因になっています。

また、「コレクションしているものが多い」と回答した人が複数みられ、コレクターが片付けに悩む姿も見受けられました。

さらに、次のような回答も!

・自分はちゃんとどこに何があるか把握しているのですが、妻や他人から見ると片付いていないようです。 貧乏性なので、いつか使うかもと思ってものを捨てられないです。そもそも自分では整理しているつもりなので、結局片付けができてない状態です。(40代男性)

自分では整理しているつもりだけれど、第三者に片付いていないと言われて「片付けができていない」と判断している人もいるようです。

では、片付けが苦手な人の買い物や性格にはどのような傾向があるのでしょうか?

片付けられない人の傾向とは!?

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(N=200名、複数回答。2023年8月17日~8月18日に実施したインターネット調査による)

「買い物の傾向や性格であてはまるものをすべて選んでください」という質問では、「買い物でストレス発散している」が73票を集め、「人に頼るのが苦手」が60票、「買ったあとは興味が薄れる」が58票で続く結果になりました。

上位3つの詳しい内容をみてみましょう。

1位:買い物でストレス解消している

・ストレスが溜まっているとついつい買い物の量が増えてしまいます。買った後はすっきりしていることが多いです。欲しいなと思ったものはネットですぐ買ってしまいます。(40代女性)

・ストレス発散の為高い物を買いたくなるのですが、買うまでは欲しくて色々調べたりするのですが、買ってしまうと興味が薄れてしまい宝の持ち腐れになりがちです。(20代女性)

・イライラするのでお金を使いたくなるからです。(20代男性)

イライラが募ってくると買い物でストレス解消している人が多いようです。

クリックひとつで手軽に欲しいものを購入できるネットショッピングの存在も、買い物でのストレス解消に拍車をかけていると言えるでしょう。

2位:人に頼るのが苦手

・何かをやる時にも最初から誰かに手伝ってもらえるように頼んだりすることが苦手なので時間がかかっても一人でやろうとしてしまう。(30代女性)

・何でも自分でやらないと気が済まないタチ。人に頼み事をするくらいなら自分でやってしまう。(50代男性)

・真面目さもあり人に頼ってしまうとその人も精神的に自分と同じな負担を抱えさせてしまうのではないかと思って頼ることができません。(20代女性)

誰かに頼ったり相談したりするのが苦手な人も、多くみられました。

「自分で解決しなければ」と一人で抱え込んでしまう真面目さや、「自分でやらないと気が済まない」完璧主義な気質も、なかなか片付けられない要因になっているようです。

3位:買った後は興味が薄れる

・買う前はその商品を使うことをとても楽しみにしていたが、購入後は一度使ったきりで満足してしまったり、買ったこと自体に満足してその後は未開封のまま何ヶ月も放置してしまうことがよくある。(20代女性)

・欲しいと思ったものはすぐに買ってしまうがその後は興味がなくなり放置してしまう。(50代男性)

・買ったことで満足してしまい、ほとんど使用しなかった物が多くあります。(30代女性)

欲しかったものも買ってしまったら興味が薄れて、ほとんど使わないまま放置…

そしてまた別のものを買って放置…

その繰り返しで、なかなか片付けられない人も多いようです。

買う行為そのものや買うまでのプロセスを楽しいと感じて、買い物を繰り返すうちにものがどんどん増えてしまうのでしょう。

ものが増えて床に散乱したり無秩序に積み上げられたり…

その延長と言えるのが、昨今、社会問題の1つとして取り上げられているゴミ屋敷です。

アンケートでは、自宅がゴミ屋敷だと思った経験があるかもお聞きしましたので、結果をご紹介します!

片付けベタな人の3割が「うちってゴミ屋敷?」と感じた経験あり!

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(N=200名、単一回答。2023年8月17日~8月18日に実施したインターネット調査による)

「『うちって、もしかしてゴミ屋敷?』と感じたことがありますか?」という質問では、「ある」が29%、「ない」が71%でした。

それぞれの回答の詳しい内容をみてみましょう。

「ある」人の回答理由と部屋の状態

・テレビで汚い部屋にたいするリアクションなどを見て、これでゴミ屋敷ならうちもこれくらい汚いと思ったことがあるから。(30代女性)

・一部屋が物置状態になっていて、ちゃんとしている人からしたら、ゴミ屋敷だと思われるかなと思ったことがあります。(50代女性)

・洗濯物、溢れたゴミ箱、テーブルの上の空き缶、ペットボトル、散らかった髪の毛、、、とてもやばいです週末には掃除しなくては!(20代男性)

メディアで取り上げられているゴミ屋敷の状態と比較して「うちも同じだ」と感じた人や、物置と化している部屋があるためゴミ屋敷だと感じた人が複数みられました。

また、ものやゴミが散乱している状態を見てゴミ屋敷だと感じた人も。

ゴミ屋敷の定義はそれぞれですが、「このままではいけない!」という危機感を感じている印象を受けました。

「ない」人の回答理由と部屋の状態

・物は多いかもしれないが、ゴミは貯めずにちゃんと捨てているから。(30代女性)

・物は多いけれど、足の踏み場はあるので。(20代女性)

・匂いがでるものや腐ったりするものをそのままにしているわけではないので、ゴミ屋敷とは思いません。(40代男性)

「ものは多いけれどゴミはちゃんと捨てている」という回答理由が非常に多くみられました。

また、「足の踏み場がある」「ニオイが出るものや腐ったものは放置していない」点も、ゴミ屋敷ではないと判断する基準になっているようです。

裏を返せば、「足の踏み場がない」「ゴミを放置している」「ニオイがする」状態はゴミ屋敷だと認識する人が多いと言えるでしょう。

調査期間:2023年8月17日~8月18日

調査機関:クラウドワークス

調査方法:インターネットでのアンケート調査

調査対象:20代~60代以上の男女

有効回答人数:200名

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