「不要な着物は出来るだけ楽に」着物出張買取サービスが普及する中、約35%はリサイクルショップで手間なく処分

リバーオンライン株式会社では、着物の処分経験がある方へ、処分方法に関するWEBアンケートを行い、着物の処分方法に関する意識・状況の調査を行いました。

1. リサイクルショップでの売却が圧倒的人気

処分方法の選好を知るために設問1として「不要な着物を処分した際の方法を教えてください。」という質問を行いました。

※図1

不要な着物の処分方法として「リサイクルショップへの売却」が約35.5%と最も多く選ばれました。(※図1)

これは次項でより詳しくデータを解説しますが、リサイクルショップに持ち込む際の手間が平均で約1.78時間と、他の方法と比べても少ないことが背景にあると考えられます。

2.「手間をかけずに処分できるか」を最も重要視
着物の処分方法を選ぶ上で最も重要視されるポイントは「手間の掛からなさ」で、約59.8%の人々がこの点を挙げました。(※図2)特に「家庭ゴミとして処分」は平均0.94時間と最も手間が少ない方法でありました。

※図2

多くの人々は、手間をかけず、かつ適切なコストで着物を処分したいと考えていることが伺えます。リサイクルショップは、手間も費用も抑えられるため、多くの人々にとって魅力的な処分方法となっているようです。また、文化的な価値を持つ着物を再利用する流れが強まっていることも、リサイクルショップの人気を後押ししていると考えられます。

3.若い世代は効率的な処分、高齢世代は文化的価値の継承や物の再評価を重視
また年齢別に処分方法の選好、処分方法選定時に重要視するポイントのデータを分析したところ下記のような傾向が見られました。

20代〜40代
アクティブな処分:※図3を参照していただくと分かるように、この年齢層はオンラインサービスやリサイクルショップでの売却を好む傾向があります。
効率重視:また、※図4に示すように、手間やコストを最小限に抑えることを重要視しています。

50代
シンプルに処分:※図3より、家庭ゴミとしての処分がこの年齢層で特に多いことが確認できます。
再利用・リサイクルの意識も:一方で、※図4には環境や再利用への意識も見受けられます。

60代
再利用・リサイクル重視:※図3と※図4を見ると、着物を再利用やリサイクルする意識が高まっていることが分かります。
知人や親族への譲渡も:価値ある着物を次世代に継承する動きも見られます。

70代以上
文化的継承:※図3に示すように、施設やNPO団体への寄付が目立ちます。
物の価値の再評価:※図4を参照すると、ただ捨てるのではなく、他の方法で再利用や再評価する意識が強いことが確認できます。

このように、年齢層ごとに着物の処分に対する意識やアプローチが異なっていることが確認できます。若い世代は効率的な処分を求め、高齢の世代は文化的価値の継承や物の再評価を重視しています。

※図3

※図4

リバーオンライン株式会社では、着物のおすすめの処分先について下記の記事で調査しています。ぜひより詳しく知りたい方はご覧になってください。

アンケート調査概要
調査目的:日本の伝統・文化である「着物」の現代における処分意識を探るため
調査期間:2023年9月3日~2023年9月5日
調査方法:WEBアンケート
有効回答者数:234名

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