ウリエルでは、「断捨離」について300名の方にアンケート調査を実施しました。
断捨離経験者のみなさんがどのようなものを実際に断捨離して、どのような基準で行なったのか調査しているので、ぜひご覧ください。
断捨離経験者が優先的に捨てるものは『衣服』!
(N=300名、単一回答。2023年11月8日~2023年11月15日に実施したインターネット調査による)
断捨離経験者を対象に、断捨離をする際にどのようなものを優先的に捨てたかお聞きしたところ「衣服」を優先的に捨てた方が圧倒的に多い結果となりました。
次いで「本」「趣味で集めていたもの」となっております。
では、なぜ衣服が圧倒的に多いのか、その他に票を集めたものも含めて理由をご紹介します。
毎年購入し収納スペースが圧迫されがちな『衣服』
「使っていないのに場所を取るからです。年齢相応でないもの、流行遅れのものなどは、たとえ新品同様であっても邪魔になります。」(30代女性)
「洋服が多すぎてクローゼットがパンパンになっていたので、優先的に断捨離しました。また、全く着ていない洋服も大量にあったのでスッキリさせたくて優先的に捨てました。」(20代女性)
「ネットショッピングで服をよく買うのですが、思っていたのと少し違うものが来てもいずれきたくなるかもと思って取っておきがちなので定期的に捨てるようにしている」(20代女性)
流行などもあるため毎年購入する方も多い衣服は、年々増えていくため場所をとります。
特にシーズンごとに購入するような方は、収納スペースが圧迫されがちであるため、断捨離の対象となることも多いでしょう。
また、近年ネット通販で購入する方が増えており、直接購入していないため、思っていたものと違ったりサイズ違いであったりといった失敗も多くなっています。
このような買い物で失敗した衣服を、断捨離の機会に捨てる方も多いのではないでしょうか。
電子書籍の普及により紙媒体からWebへの移行が顕著な『本』
「電子書籍の普及等で、紙の本は読まなくなったから。また、多くの収納スペースをとるので空間を無駄遣いしているように感じた。」(40代男性)
「何度も読むつもりでとっておいても、見返すことは殆どないな、と気づいてしまったため。特に雑誌の類い。」(40代女性)
「スペースを取るし、本には過去の自分の考えが投影されていて、過去の自分も断捨離して新しくなりたい気分もあったから」(50代男性)
多くの収納スペースをとりがちな本ですが、電子書籍の普及によりスペースをとらずともたくさんの本を所有することができるようになったため、紙媒体の本を断捨離したという方が多いようです。
また、雑誌などはトレンドにあわせて作られているため、過去のものを保管していたとしても、見返して読むことは少ないでしょう。
『趣味で集めていたもの』は興味がなくなれば不用品になりやすい
「趣味にも変化が生じ今ではそれほど魅力を感じないものが結構あるからです。」(40代男性)
「沢山のミニカーを集めてきて、自分の子に受け継いでもらおうと思いましたが、車に興味がない事がわかり優先的に断捨離しました。」(30代男性)
「自分にしか関係ないし、もう飽きてしまったから処分しようと思った」(30代女性)
趣味で集めている間は、自分にとって非常に大切なものですが興味がなくなったり他の趣味へと関心が移ったりすると、趣味で集めていたものは途端に不用品になりがちでしょう。
また、趣味で集めていたものは個々人で偏りがあり、譲る条件なども衣服や本と比べて厳しいことから処分するほうが楽という方もいました。
断捨離をする際のみなさんの基準は『明らかに使用しないこと』
(N=300名、単一回答。2023年11月8日~2023年11月15日に実施したインターネット調査による)
今回、アンケート回答者に断捨離をする際の基準を一つ選んでもらったところ、「明らかに使用しないこと」が圧倒的に多い結果となりました。
次いで「気に入っていないこと」「数多く所有しており使用しきれないこと」となっています。
断捨離本来の考え方は、不用なものを処分することでものにとらわれず生きていくことであるため、処分した後に後悔しないことが重要です。
そのため、「明らかに使用しないこと」を断捨離の1番の基準とすることで、処分後の後悔をなるべく減らせるでしょう。
断捨離をしてよかったと回答した方は全体の98%
(N=300名、単一回答。2023年11月8日~2023年11月15日に実施したインターネット調査による)
断捨離をしてよかったかアンケート調査したところ、断捨離経験者の98%の方がしてよかったと回答しました。
断捨離をしてよかったと回答した方の理由は、以下の通りです。
「必要なものは限られていることが分かった。いろいろなものを所有すること自体が軽やかでないことが分かったから」(50代男性)
「勿体ないからと捨てられない性格だったのですが、1度断捨離をすると本当に要らなかったんだなと実感でき、気持ちもすっきりするため、またしようと思えた。断捨離ができると部屋が散らかりにくくなった。」(20代女性)
「物に執着して無意識のうちにそれがストレスになっていたようで、捨てたらそもそもそんなに物は要らなかったしストレスも消えたので断捨離をしてよかったです。」(50代女性)
断捨離をすることで、必要なものを改めて認識することができ、その後部屋が散らかりにくくなったりストレスを軽減したりする効果もあるようです。
反対に、断捨離をしてよくなかったと感じた方は、勢いで捨ててしまったり捨てた後でやっぱり必要であったと後悔したりする方が多い印象でした。
そのため、先述したような断捨離の基準をしっかりとイメージし、将来後悔しないように捨てることが重要でしょう。
断捨離した後のみなさんの処分方法とは?
(N=300名、単一回答。2023年11月8日~2023年11月15日に実施したインターネット調査による)
断捨離後は、自分で処分した方が1番多い結果となりました。
また、買取り専門店やリサイクルショップ、フリマなどで売却される方も多い印象であり、媒体に限らず「売る」ことを選んだ方に絞れば全体のおよそ半分を占めています。
これは近年のフリマアプリの普及やネットオークションなどによって、売却に対するハードルが下がってきたことが影響しているのではないでしょうか。
そこで、断捨離経験者の方に断捨離したものを売るとしたら、どのようなことを重視するかについても伺ったので、ぜひ参考にしてください。
断捨離後の不用品を売却する際に1番重視したいことは『手軽さ』
(N=300名、複数回答。2023年11月8日~2023年11月15日に実施したインターネット調査による)
断捨離した後の不用品の売却であるため値段を1番重視したいと考えている方が多いイメージがありましたが、意外にも「手軽さ」を重視している方が多いようです。
次いで「値段」「即金性」となっています。
もちろん売却するため値段を重視している方も多いですが、先述した「断捨離経験者が優先的に捨てるもの」のアンケート結果にあった衣服や本は、経年劣化しやすく売却する際の単価もそこまで高くないため、値段をそこまで気にしない方も多いようです。
また、即金性が3番目に入っているように、断捨離後の不用品をいかにはやく手軽に処理するかを重要視している方が多いと言えるでしょう。
調査期間:2023年11月8日~2023年11月15日
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:10~70代以上の男女
有効回答人数:300名