デファクトスタンダード(以下「デファクトスタンダード」)は、20代〜70代のユーザー265名を対象に物価高騰とリユースの活用に関するアンケート調査を2023年1月に実施しました。
◆9割が「物価高騰の家計への影響」を感じ、昨年10~12月頃から影響を感じだした方が3割以上
「物価高騰による家計への影響を感じていますか?」という質問では、「非常に感じている」が51.3%、「感じている」が38.8%で合計90.1%の方が家計への影響を感じていると回答しました。また、「全く感じていない」と答えた方は0%という結果となりました。
物価高騰の家計への影響は、食品等の値上がりが相次いだ昨年10月~12月頃と回答した方が最も多く、30.6%となりました。
◆物価高騰の影響は、食費・水道光熱費で顕著に。
家計のどこにインフレの影響を感じているかについては、食費が87.2%、水道光熱費が79.5%と、その他の費目が20%以下なのに対し、圧倒的に回答を集めました。
◆家計の不足は平均56,336円/月。
「月にいくらの追加収入があれば、物価高騰に対応できますか?」という質問に対しては、最低で20,000円、最高で200,000円まで様々な回答が集まり、平均は56,336円でした。年間で計算すると、約67万円以上が不足しているという実態がわかりました。
◆物価高騰対策ではリユースの利用が上位に
「物価高騰への影響を抑えるため、工夫していることはありますか?」という質問に対しては、家計への影響の大きい食費・水道光熱費の節約以外では、「リユースの購入」が47.1%、「不用品の売却」が39.9%と、購入、売却ともに、リユースの利用が上位の結果となりました。
リユースの具体的な利用方法としてはフリマアプリや買取店での不用品の売却、高額な商品や電化製品等は中古品・新古品を購入するといったことが挙げられていました。
◆物価高騰の影響により、購入で50%、売却で36%がリユースの活用が活発化
物価高の影響によるリユースの利用経験について、「購入」については50%が、「より活発にリユースを利用するようになった」と回答しました。このうち、これまでにリユースを利用したことがなく、物価高の影響で利用をするようになった方は12.5%でした。
「購入」でのリユース利用でお得感を感じたアイテムとしては、新品や未使用品の服、ブランド品、家電等があがりました。
ブランディアのオークションサイト、「ブランディアオークション」でも、2022年12月には特にアウトドア系のアウターの平均落札が例年の2倍になっており、高品質かつ高単価なアイテムをお得に購入しようとする傾向が表れています。
「売却」経験では、36%が「よりリユースを利用するようになった」と回答し、このうち、これまでにリユースを利用したことがなく、物価高の影響で利用するようになった方は9.9%でした。
意外な高値が付いたアイテムとしては、10年以上前に購入したブランド品や美術品・絶版本・タレントグッズ等のコレクション性の高いアイテムがあがりました。
今後のリユースの利用意向は、売却が77.7%、購入で57.6%が積極的
物価高騰の影響を受けて、購入では57.6%、売却では77.7%が今後積極的にリユースを利用したいと回答しました。売却意向では、特に物価高騰の影響により「これまでは利用しなかったが、リユースを利用するようになった」層の利用意向が95%と最も高い結果となりました。
「ブランディア、物価高とリユースの利用意向に関するアンケート」概要
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2023年1月16日〜1月19日
調査対象:国内最大級の買取・販売サービス「ブランディア」会員のうちアンケートにお答えいただいた265名【内訳】20代/4名、30代/24名、40代/72名、50代/87名、60代/54名 70代以上/17名