遺品整理でお宝を見つけた経験談を調査
遺品整理とは、亡くなった方の持ち物や荷物を整理し、形見分け・リユース・処分など、故人の意思や親族の判断により遺品を適切に仕分ける作業です。
遺品整理は故人の持ち物すべてが対象となるので、家中すべてを整理する必要があることもしばしば。
そこで林商会は、遺品整理をする中で「え、この人こんな凄いもの持ってたの?!」なんて“お宝”を発見したエピソードを募集してみました。
見つかった【意外なお宝】はすぐにお宝だと気づいた?
(N=97名、単一回答。2021年7月21日~8月18日に実施したインターネット調査による)
はい‥63名
いいえ‥34名
一目でお宝だと気付いた人は65%、後からお宝だと気付いた人は35%という結果になりました。
お宝といえど、誰が見ても一目でお宝だとわかるものもあれば、そうではないものも。
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ごちゃごちゃになっていた棚の中から金のネックレスがでてきておどろきました。棚ごと捨てるつもりでいました。最初は何かのチェーンかと思い処分しようとしましたが、念のためリサイクルショップに持参したら、金だと判明。(女性 30代)
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この回答者は、処分するつもりの棚からたまたま出てきたお宝をただのチェーンだと思ったそう。
そもそも故人は生前、アクセサリーなどの高価な物には一切興味がなかったそうで、金のネックレスを所有しているなんて想像もつかなかったのだとか。
「どこの誰にもらったものなのか?気になって仕方がない」とのことでした。
念のためとはいえ、査定に出したことでお宝だと気付き、なかなかの臨時収入を手にしたそうです!
・見つかったお宝はどんなもの?
他の回答者はどんなお宝を見つけたのでしょうか。
寄せられた回答を見てみましょう!
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・埃まみれのガラクタだと思っていた絵画(祖父所有)が、約50万円以上の値打ちがあった。(女性 30代)
・象牙のそろばんです。(男性 30代)
・Rolexの金時計が故人が使っていた車のチェストの中から出てきました。(男性 40代)
・大きな宝石の指輪がでてきました。その他にもブローチや真珠の指輪がありました。(女性 30代)
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などなど、実にさまざまな種類のお宝発見談が集まりました。
お宝の種類でいえば、故人の趣味で集められた切手や古銭のコレクション、宝石・貴金属類、着物などが多かった印象です。
中には歴史的価値のあるお宝のエピソードや、ちょっと笑えるお宝発見エピソードも..?!
【歴史的価値のあるお宝】
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第二次世界大戦の後、大日本帝国陸軍が台湾から撤退する際の陸軍本営から台湾本部にあてた指示書が出てきた。京都大学に事情を話し、鑑定をしてもらった結果、これは大変な資料だということになり、京都大学の研究所で保管してもらっているが、いろんな先生がこれを見せて欲しいということになったらしい。(男性 50代)
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【ちょっと笑えるお宝エピソード】
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高級ブランデーが2階の使われていない部屋の押し入れの奥から出てきました。箱などの状態も非常に良かったです。お酒は好きなので美味しそうだなぁと思いどんな物かネットで調べたら金額が高額で大事にしようと思いました。
見つけたのが2階の部屋だったので大事に持っておろそうとしたのですが、慎重になりすぎて階段を踏み外して尻もちを突いてしまいましたがお宝は無事でほっとしました。(男性 30代)
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見つかったお宝の行方【意外と所有してる人が多い⁈】
(N=97名、単一回答。2021年7月21日~8月18日に実施したインターネット調査による)
所有している‥32名
売った‥27名
親族が所有している‥24名
捨てた‥5名
紛失‥1名
その他‥8名
遺品整理をする中で見つけたお宝は、その後どうなったのでしょうか。
自身で所有していると回答した人が33%と最も多く、続いて売った28%、親族が所有している25%と続きます。
ではその理由を見てみましょう。
【自身で所有している】
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売ったほうがお金にはなるかもしれないけど、祖母のことが大好きだったので、形見として持っておきたいと思ったから。(女性 20代)
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おばあ様が昔着用していたという、ダイヤの指輪やブランド腕時計がたくさん見つかったそう。
この回答者のように「形見として持っておきたい」「故人が大切にしていたものだから」といった理由で、大切に所有しているといった回答が多く寄せられました。
【売った】
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祖母があまりお金を残さずに亡くなってしまったためにお金があまりなかったので、少しでもお金が欲しかったため。見つかったお宝の総額が祖父の年間のお小遣いよりも高いことが判明し、改めて尻に敷かれてることがわかった(男性 20代)
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「着物や昔の茶器、高級バック、高級化粧品などがわりと良い状態で家のあらゆる保管場所から出てきた」とのこと。
もしかしたら高く売れるかも?とフリマサイトなどで商品名を検索してみたところ、高額で取引されているものばかりだと気付いたそうです。
とはいえ、おじい様のお小遣いをはるかに上回るお宝を発見とは..かなりラッキーな出来事ですよね。
【親族が所有】
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野球選手(元阪神タイガースの掛布雅之さん)のサイン色紙が洋服タンスから出てきた。父がどうしても欲しいと言ったので、父の所有物になりました。まだ実家(両親の家)に置いたままになっています。(女性 40代)
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プロ野球選手の直筆サイン色紙となれば、ファンからしてみれば「とんでもないお宝」!
売ればきっと高額で取引されるであろうお宝ですが、現在もご実家で大切に保管されているそうです。
【捨てた】
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アンティークカメラは、需要があるので、高く売れるとは、思いました。しかし、3トントラック分の不要品が出る状態で、片付けに疲労困憊してしました。高く売るためのカメラの手入れをする余裕がなく、捨ててしまいました。(女性 50代)
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回答者いわく、40~50年は前に購入されたズームカメラが3台も見つかったそう。
売れば高く売れるとはいえ、3トントラック分の不用品を処分した直後では余力がなくなってしまうのも無理はありません。
少し勿体ないような気もしますが..。
・お宝…ではないけど遺品整理で見つかった故人の意外な持ち物
遺品整理では、故人が生前に所有していたものすべてが対象になります。
そのためお宝以外にも「こんなもの持ってたの?!」というような意外な持ち物が見つかることも。
そこで、遺品整理で発見した故人の意外な持ち物についても調査してみました。
(N=97名、単一回答。2021年7月21日~8月18日に実施したインターネット調査による)
はい‥43名
いいえ‥55名
遺品整理で意外な持ち物を発見した人は全体の43%。
ではどんなものが見つかったのでしょうか。
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・祖父が家族に内緒で新聞に俳句や短歌を投稿していたらしく、掲載された新聞の切り抜きが大量に出てきました。(女性 50代)
・パワーンストーンや風水系のグッズが大量に出てきた。ユリゲラー やら、お着物やら、処分にとても困りました。(女性 30代)
・意外なものとは良く喋る犬のロボットです。(男性 60代以上)
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など、故人の意外な趣味に関する物が見つかったという回答が多数寄せられました。
しかし、寄せられた回答のなかで、心温まる素敵なエピソードが2つありましたのでご紹介します。
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・祖父母の写真整理をしていたときに、綺麗な金属の箱を見つけました。奥の方に隠すように置いてあったので、どちらかのへそくりかなと思いながら開けると、結婚前に祖父が祖母に宛てたラブレターが出てきたことです。(女性 30代)
・あまり口数が多い人ではなかったので、孫を可愛がるような人ではなかったのですが私や兄が幼稚園で描いてきたおじいちゃんの似顔絵や手紙を大事に箱に入れてとってありました。見つけたときには涙が溢れて止まりませんでした。(女性 40代)
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・【世界にたった一つの貴重なお宝】の残念なエピソード
今回の「遺品整理でのお宝発見談」の募集では、高価なブランド品や貴金属、宝石類などさまざまな回答が寄せられました。
そのなかで他のお宝とはまた違った、すごいお宝をみつけたエピソードが!
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ディズニーアニメーターが描いた世界に一枚しかないミッキーのイラストが、祖父が所有していた沢山の絵画の隙間から出てきた。(女性 30代)
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鑑定に出した結果、本当に世界に一枚しかないイラストだと知りせっかくなら家宝に、と現在はご自身で所有されているそうです。
とはいえ、なぜこんなすごいお宝の存在が、持ち主が亡くなった遺品整理のときまで、家族の誰ひとりにも知られなかったかというと..
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偶然アニメーターの方と知り合ったことから孫への手土産にと書いてもらったそうだが、孫たちもだれも反応せずそのまま埋もれた
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と、なんとも複雑な理由からだそうです。(笑)
調査期間:2021年7月21日~8月18日
アンケート対象者:遺品整理の経験がある人
アンケート回答人数:97名
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