人生100年時代!8割が意識する健康寿命を延ばすために取り組んでいること第1位は○○?

「人生100年時代」が盛んに叫ばれる昨今。日本人の平均寿命が延び続ける一方で、自立した生活が送れる「健康寿命」という言葉も目にする機会が増えています。

そこで林商会では、40代以上の方を対象に「健康寿命に対する意識」についてアンケート調査を実施しました。

▼8割の人が健康寿命を意識した経験あり!

(N=200名、単一回答。2023年2月16日に実施したインターネット調査による)

「健康寿命について意識したことがありますか?」という質問では、81%が「ある」と回答し、「ない」は12%、「わからない」は7%にとどまりました。

それぞれの回答理由を見てみましょう。

健康寿命を意識したことが「ある」人の理由
・数年前から血圧が高くなり、その後、コレストロールの数値も悪くなり、最近では肝臓や腎臓の数値が悪化し始めてきている事から健康寿命は意識しています。(40代男性)
・身近な介護が必要な高齢者を見ていて、自分を投影してしまう。(50代女性)
・健康な状態で長生きしないと、周りの人達に迷惑をかける。迷惑はかけたくないから。(40代女性)
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自身の健康診断の結果のほか、家族の病気や介護の現実を目の当たりにして、健康寿命を意識し始めた人が多く見られました。
また「周りの人に迷惑をかけたくない」という回答も複数あり、少子高齢化が進んで若者世代の負担増加が叫ばれる中、「大切な家族の負担になりたくない」という思いを感じます。

健康寿命を意識したことが「ない」人の理由
・健康寿命という言葉を知らなかったし考えたことも無かった。(40代男性)
・52歳ですが周りの人達もまだ気にしてないから。(50代女性)
・今は健康だと思うから意識したことありません。(60代女性)
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健康寿命という言葉自体に馴染みがなかったり、自身や周囲の人が健康だったり等の理由から意識したことがない人が目立ちました。
具体的な不調を実感することなく元気に過ごしていれば、健康寿命を意識する機会もないのも自然な流れと言えます。

「わからない」人の理由
・テレビなどでは見たことがあるが実際に意識したり何かをしたことはないから。(40代女性)
・健康寿命と言う言葉を聞いたことは有るが深く考えたことはなかった。(40代男性)
・今、健康であることに気をつけて生活等改善しているので、先に目が行かない。(50代女性)
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言葉自体は見聞きしたことがあるけれど、自分ごととして捉えていない人が多い印象です。
また「今、健康であることに気をつけて生活等改善している」という回答は、人生の折り返し地点を迎えて、1日1日を大切に生きようとする意識の表れなのかもしれません。

このように健康寿命を意識したことがある人が大半でしたが、言葉自体を知らない人や健康の不安がなく元気に過ごしている人にとっては馴染みのない言葉のようです。

では、老後の健康について、みなさんどのように感じているのでしょうか。

▼9割以上の人が老後の健康に不安を感じている

(N=200名、単一回答。2023年2月16日に実施したインターネット調査による)

「老後の健康について不安を感じますか?」という質問では、63%が「ときどき感じている」、29%が「常に感じている」と回答し、約9割の人が不安を感じていることがわかりました。

年齢とともに体力が衰え、怪我や病気のリスクが高まります。
身近な存在である親が病気になったり介護が必要になったりする姿を見て、自身と重ね合わせ、老後の健康に不安を感じる人が多いのではないでしょうか。

では、健康について具体的にどのような不安を感じているのか、見てみましょう。

▼健康について不安なことランキング

(N=200名、複数回答。2023年2月16日に実施したインターネット調査による)

「ご自身の健康について不安を感じてることは何ですか?」という質問では、「がん・心臓病・脳卒中などの重病」が114票を集め、108票の「生活習慣病」、89票の「認知症」が続く結果になりました。

がん・心臓病・脳卒中などの重病は死に至るケースも多く、年齢を重ねるにつれてリスクが高まるイメージが強いため、不安を感じる人が多いのでしょう。
これらの重病は生活習慣病に含まれ、予防検診などでの意識喚起も相まって、必然的に生活習慣病への不安や意識が高くなっていると考えられます。

また、認知症は「徘徊して家に帰れない」「交通事故」「ゴミ屋敷」など地域社会も巻き込んだ問題の原因になっており、不安に拍車をかけているのでしょう。

では、このような不安を感じながら、老後の健康を意識してどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。

▼老後の健康を意識して取り組んでいることは…!?

(N=200名、複数回答。2023年2月16日に実施したインターネット調査による)

「老後の健康を意識して現在取り組んでいることを教えてください」という質問では、「栄養バランスのとれた食事」「規則正しい生活」「十分な睡眠や休息」が上位を占めました。

では、上位3つの回答理由を見てみましょう。

1位:栄養バランスのとれた食事
・栄養バランスのとれた食事は健康を維持する上では必要不可欠だと思うから。(40代女性)
・若い時は感じなかったが、食事の内容で体調が良かったり悪かったりすることがあることに気づいたから。(50代女性)
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「栄養バランスのとれた食事が健康の基本」という認識をもつ人が多く見られました。
また、年齢とともに食事内容が体調を左右することを実感する機会も増え、栄養バランスのよい食生活への意識や取り組みにつながっているようです。

2位:規則正しい生活
・早寝早起きなど基本的な部分が1番健康に影響すると思ったから。(40代男性)
・規則正しい生活が全ての基盤だと思うから。(40代女性)
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先述の栄養バランスのとれた食事と同様に、「規則正しい生活が健康の基本」と回答する人が多く見られました。
また、食事と規則正しい生活をセットで捉えている人も多く、両者を健康の基本と考えて日々の生活を送っている様子が伺えます。

3位:十分な睡眠や休息
・睡眠不足や運動不足が体に良くないことを日々の生活で実感することが多いから。(40代男性)
・十分な栄養や睡眠をとってストレスをためないように意識していたら元気で長生きが出来そうと思っています。(50代女性)
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「若い頃は夜更かししても平気だったのに…」「疲れがとれなくなった…」などのセリフ。
身に覚えのある40代以上の方も多いのではないでしょうか。
睡眠や心身を休める時間が不足すると、疲労が抜けなかったり頭が回らなかったりなど、日常生活に悪影響を及ぼす実感があるからこそ、意識している人が多いのでしょう。

このように、「栄養バランスのよい食事」「規則正しい生活」「十分な睡眠や休息」など、まずは手軽にできることから取り組んでいる人が多い印象です。

日々の意識の積み重ねが、老後の元気な生活と健康をつくる。
将来の健康への不安を感じながらも、「まずはできることから!」というみなさんの思いを感じます。

とはいえ、物価高騰や少子高齢化など、わたしたちを取り巻く環境は厳しさを増しており、「老後の生活への不安は尽きない」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

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