40代の約10人に1人が喪主、約6人に1人が遺品整理の経験あり。葬儀に関する備えの必要性を示唆

エス・エム・エスは、提供している葬儀社紹介サービス「安心葬儀」にて、この度、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・愛知県・大阪府在住の40代以上の男女約7万人を対象に「葬儀に関するアンケート」を実施しました。

調査の結果、これまでに葬儀の喪主を経験している人の割合は40代で9.1%、50代で22.3%、60代以上で48.3%となり、40代でも約10人に1人は喪主を経験していることがわかりました。また、直近1年以内に喪主経験がある人の割合は、40代は1.2%、50代は2.2%、60代以上は3.3%でした。遺産相続手続きについては40代の15.0%、50代の28.0%、60代以上の50.5%が経験ありと答え、遺品整理の経験のある人は40代では17.5%、50代では27.2%、60代以上では42.7%となりました。遺産相続手続きや遺品整理の経験はいずれも40代で約6人に1人が経験していることがわかりました。40代でも葬儀の中心的な役割である喪主については約10人に1人、遺産や遺品など葬儀後の手続きや作業に関わることは約6人に1人が経験しており、若年層であっても葬儀に関する備えが必要であることを示唆する結果となりました。

葬儀社や葬儀種別を選択する際は、限られた短い時間の中で最適な意思決定をしなければなりません。また、近年は価値観の多様化や新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、葬儀形態や費用も変化しています。いざというときに納得感のある対応を行うためには、家族は当人の葬儀の意向等を把握しておくことが必要ですが、終活の経験については60代以上でも8.1%と、まだまだ低い状態ということもわかりました。一方で終活やエンディングノートの作成については40代と50代がほぼ同等の数値であり、40代の葬儀・終活への関心の高まりを示唆する結果となりました。

喪主経験者への調査では、実施された葬儀について直近3年以内と直近5年以内を比較した場合、直葬、一日葬、家族葬の実施率が増加し、一般葬の実施率が減少しました。また、参列者の平均人数は葬儀種別すべてにおいて減少しています。直近3年以内は新型コロナウイルス感染拡大の影響で葬儀期間の短縮のために一般葬ではなく直葬や一日葬を、参列人数の縮小のために家族葬を選択した人が増えたと推測されます。葬儀種別ごとの平均費用は一日葬、一般葬が増加、直葬、家族葬は減少という結果となりました。

【葬儀に関するアンケート】主な調査結果
1.葬儀の喪主について、40代の9.1%、50代の22.3%、60代以上の48.3%が経験あり

40代でも約10人に1人が喪主経験ありと回答した。また、直近1年以内の喪主経験は40代が1.2%、50代が2.2%、60代以上が3.3%であり、年代での大きな差異はない。

2.遺産相続手続きについて、40代の15.0%、50代の28.0%、60代以上の50.5%が経験あり
遺産相続の手続き経験については40代から徐々に増加している。減少に転じていないため、高齢者でも一定程度、自身での手続きが必要であることが推測される。

3.遺品整理について、40代の17.5%、50代の27.2%、60代以上の42.7%が経験あり
40代の約6人に1人は遺品整理の経験があることがわかった。遺品整理については遺産相続よりも経験率が高く、家族で行っていることなどがうかがえる。

4.終活について40代の3.3%、50代の3.5%、60代以上の8.1%が経験あり
60代以上でも終活を行っているのは8.1%と少ないため、遺産相続、遺品整理、葬儀についての意向など、逝去後に家族が困るケースが多いことがうかがえる。一方で、40代の終活実施率は50代とほぼ同等。40代の終活への関心の高まりを感じる結果となった。

5.エンディングノートの作成は40代の3.7%、50代の3.6%、60代以上の7.7%が経験あり
40代が50代とほぼ同等となった。上述の終活実施率と同様に、40代は終活への意識がやや高い傾向が示唆された。

6.墓じまいの経験は60代以上でも5.9%にとどまる
近年話題となりやすい墓じまいは、実態としてはあまり多くない様子がうかがえる。

7.散骨については40代の7.3%、50代の5.6%、60代以上の5.3%が経験あり
若い世代ほど、散骨の経験率が高いという結果となった。

8.葬儀種別については一般葬が減少、直葬、一日葬、家族葬が増加
葬儀規模の縮小や、葬儀期間の短縮などが予想される結果となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が垣間見える。

9.各葬儀種別すべてにおいて参列者の平均人数が減少。平均費用は一日葬、一般葬で増加
上述の葬儀種別への影響だけでなく、参列者の平均人数が減少し、縮小傾向がうかがえる。葬儀種別ごとの平均費用については一日葬、一般葬が増加、直葬、家族葬が減少という結果となった。

 

【調査概要】
・実施期間:2022年9月13日(火)~2022年10月10日(月)※地域ごとに段階的に実施
・調査対象:埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府在住の40代以上の男女 71,341人
・属性:40代23,237人、50代23,684人、60代以上24,420人
・調査方法:Webを使用したアンケート

同調査に関連する安心葬儀「葬儀スタイル・費用についてのアンケート」はこちら
URL:https://ansinsougi.jp/p-293

【調査結果詳細】
1.葬儀の喪主について、40代の9.1%、50代の22.3%、60代以上の48.3%が経験あり

Q.葬儀の喪主を務めたことはありますか?(n=71,341)
40代でも約10人に1人が喪主経験ありと回答した。また、直近1年以内の喪主経験は40代が1.2%、50代が2.2%、60代以上が3.3%であり、年代での大きな差異はない。

2.遺産相続手続きについて、40代の15.0%、50代の28.0%、60代以上の50.5%が経験あり
Q.遺産相続手続きを行ったことはありますか?(n=71,341)
遺産相続手続きの経験については40代から徐々に増加している。減少に転じていないため、高齢者でも一定程度、自身での手続きが必要であることが推測される。

3.遺品整理について、40代の17.5%、50代の27.2%、60代以上の42.7%が経験あり
Q.遺品整理を行ったことはありますか?(n=71,341)
40代の6人に1人以上は遺品整理の経験があることがわかった。遺品整理については遺産相続よりも経験率が高く、家族で行っていることなどがうかがえる。

4.終活について40代の3.3%、50代の3.5%、60代以上の8.1%が経験あり
Q.終活を行ったことはありますか?(n=71,341)
60代以上でも終活を行っているのは8.1%と少ないため、遺産相続、遺品整理、葬儀についての意向など、逝去後に家族が困るケースが多いことがうかがえる。一方で、40代の終活実施率は50代とほぼ同等。40代の終活への関心の高まりを感じる結果となった。

5.エンディングノートの作成は40代の3.7%、50代の3.6%、60代以上の7.7%が経験あり
Q.エンディングノートを書いた経験はありますか?(n=71,341)
40代が50代とほぼ同等となった。上述の終活実施率と同様、40代は終活への意識がやや高い傾向が示唆された。

6.墓じまいの経験は60代以上でも5.9%にとどまる
Q.墓じまいの経験はありますか?(n=71,341)
近年話題となりやすい墓じまいは、実態としてはあまり多くない様子がうかがえる。

7.散骨については40代の7.3%、50代の5.6%、60代以上の5.3%が経験あり
Q.散骨をしたことはありますか?(n=71,341)
若い世代ほど、散骨の経験率が高いという結果となった。

8.葬儀種別については一般葬が減少、直葬、一日葬、家族葬が増加
Q.葬儀はどのような種類で行いましたか?複数回経験のある場合、直近のものについて回答してください。
(5年以内n=1,719/3年以内 n=1,126 ※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県在住の喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査)
葬儀規模の縮小や、葬儀期間の短縮などが予想される結果となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が垣間見える。

9.各葬儀種別すべてにおいて参列者の平均人数が減少。平均費用は一日葬、一般葬で増加
Q.葬儀の参列者は何人程度集まりましたか?(5年以内n=1,652/3年以内 n=1,082 ※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県在住の喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査)
Q. 実際にお葬式全体にかかった費用は、いくらでしたか?(税込金額)。出来る限り正確な金額をお答えください。(5年以内n=1,174/3年以内 n=783 ※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県在住の喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査)
上述の葬儀種別への影響だけでなく、参列者の平均人数が減少し、縮小傾向がうかがえる。葬儀種別ごとの平均費用については一日葬、一般葬が増加、直葬、家族葬は減少という結果となった。

【安心葬儀が過去に行った調査について】
・【親の終活に関する意識調査】7割が毎月親と連絡を取る一方で、親と「終活」について話したことがない人は約6割。子側はきっかけに悩む傾向〜親と生前に話しておきたいことベスト3は、1位「葬儀」、2位「相続財産」、3位「納骨・お墓」〜(2019年12月19日)
URL:https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20191219_ansinsougi_research/

・【親の終活に関する意識調査】親と終活について話したいと思っている人は約4割。話すきっかけはニュースの影響が最多、日常会話が対話の鍵〜親と生前に話しておきたいことベスト3は、1位「介護」2位「葬儀」3位「延命治療」〜(2022年3月22日)
URL:https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20220322_ansinsougi_research/

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